南東北ツーリング(2日目)

 二日目は、二日酔いのような、ボーとした感覚が残る中を太平洋岸へ向けて走り出した。峠越えは国道347。銀山温泉に寄り道をして鍋越峠を越える。おおまかなプランでは、太平洋岸に向かい東に走り、そのまま太平洋岸を南下しようと考えていた。もちろん、原発事故の現場付近は迂回しなければならないことはわかっていた。

 結果としては、石巻に向かうまでの古川あたりからの市街地で道に迷ってしまったのと、太平洋岸の石巻、仙台といった都市部は交通量が多く、移動スピードがまったく上がらず、福島に入ったあたりで本日の移動を断念した。

 石巻、仙台という都市圏を控えた地域だったからかもしれないが、太平洋岸は、昨日の日本海岸とは違って、シーサイドルートを楽しむことはできなかった。

▲早朝の銀山温泉。予想に違わず素敵な温泉街だ(8:04)

▲早朝の銀山温泉。予想に違わず素敵な温泉街だ(8:04)

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▲銀山温泉の日帰り入浴施設「しろがね湯(500円)」。8時オープンで一番湯へ(8:05)

▲外観から想像できる通り狭い。無色透明の湯は源泉掛け流し。泉質はナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)で、くせの無いさらりとした湯(8:10)

▲外観から想像できる通り狭い。無色透明の湯は源泉掛け流し。泉質はナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)で、くせの無いさらりとした湯(8:10)

▲ようやく着い太平洋岸の町「石巻」。津波の被害も大きかった「石ノ森萬画館」。家族連れで賑わっていた。展示室は有料で800円(12:13)

▲ようやく着いた太平洋岸の町「石巻」。津波で大きな被害を受けた石巻は、まだまだ空き地のままの区画が目立つ。「石ノ森萬画館」は、すっかりきれいになり家族連れで賑わっていた。展示室は有料で800円(12:13)

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▲14年ぶりに訪れた日本三景「松島」。津波の被害が無かった松島は街並みはそのまま、観光客の賑わいもすごかったので、駐輪もままならないと思ったが、五大堂横の駐車場は、バイクは無料だった(13:30)

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▲瑞巌寺へ。平成の大修理中で本堂は拝観できず。しかし、写真の国宝の庫裡(国宝)とつながる大書院で本来は本堂に安置されている御本尊、藩祖政宗公・2代忠宗公の大位牌、三代開山木像が特別に公開されていた。拝観料700円(13:44)

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▲瑞巌寺参道より本堂に向かって右側の通りには洞窟遺跡群があり、その前には西国三十三観音の石像が並ぶ(14:02)

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▲洞窟遺跡群の並びには鰻塚がある。松島は昔、天然鰻の産地でもあった(14:04)

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▲東北地方最古の桃山建築(現在の建物は1604年築)の五大堂。参拝した時なぜか神社と思い込み柏手を打ってしまったので帰りにもう一度参拝。あー恥ずかしい(14:06)

▲陸奥国の一宮「塩竃神社」。正面の拝殿は左右に分かれている。左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)、右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)。右側に別宮があり、主祭神である鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)が祀られている

▲陸奥国の一宮「塩竃神社」。正面の拝殿は左右に分かれている。左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)、右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)。右側に別宮があり、主祭神である鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)が祀られている

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▲塩竃神社と言えば、表参道の長い階段。駐車場は東参道側なので、参拝後に石段を往復してみた(15:01)

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▲塩釜から国道4を南下したが、これが混んでいた。道路沿いの看板を見て予約した「いこいの宿相馬」。一泊素泊まり4050円。部屋も広くておすすめ(18:13)。近くにあったカッパ寿司で夕食にし、隣のドラッグストアでお酒を買い込みくつろいだ

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出発:7時20分 到着:18時
走行距離:254km